ソリューション事業では、製品の外観だけでなく、コンセプト、機能、ユーザビリティ、 信頼性など、トータルに製品開発のお手伝いをいたします。
私たちのスタンス
私たちは、すべての開発を請け負うわけではありません。
- 構造から設計する価値があるか
- 長期的に進化し続けるプロダクトか
- 社会的・技術的に意味のある挑戦か
こうした観点で「取り組むべき」と判断したプロジェクトにのみ、深く関わります。
単なる受託開発ではなく、プロダクトの思想と未来にコミットするパートナーとして。
PROJECTS 社外製品プロジェクトのご紹介
弊社では、自社製品の展開以外にも、他社が目指しているそれらのビジネスを成立させるための要件を満たす製品(ハードウェア・ソフトウェア)のOEM設計・製造・販売などのサポート事業を行っております。このような様々なアプローチから、医療業界に対して役立つ企業を目指した活動を行っています。
以下に、2社の制作事例をご紹介します。
以下に、2社の制作事例をご紹介します。
背景
医用画像の遠隔読影が広がり始めた当時、ネットワーク越しに医療情報を扱うための基盤はまだ十分に整備されていませんでした。
そのような状況の中で、医知悟様より、遠隔読影を実用レベルで成立させるためのシステム開発をご依頼いただきました。
私たちは、単なる機能開発ではなく、「複雑な医療システムをいかにシンプルに扱える形にするか」という観点から、構造設計・実装・デザインを一体として取り組みました。
プロジェクト概要
医知悟様向けに開発した「iCOMBOX」は、医用画像の遠隔読影を支えるためのシステムです。
ネットワーク上に分散する医療情報を安全に扱いながら、医師が場所に依存せず診断を行える環境を実現することを目的としています。
そのために、
- 専用ハードウェアとソフトウェアを一体として設計したシステム構成
- 環境に依存しない利用形態
- 医療用途に求められるセキュリティと信頼性
ハードウェアデザイン
小型でありながら、高い性能と信頼性を両立する専用アプライアンスとして設計しました。
高さ 17.5cm というコンパクトな筐体の中に、熱の対流を考慮した内部構造や保守性を含めた設計を凝縮しています。
外装においても、耐久性とメンテナンス性を重視し、指紋や汚れが付きにくい表面加工・カラーリングを採用しました。
また、同時期に進行していた別プロジェクト(CXHD)との設計を統合し、共通プラットフォーム化とアルミ筐体への刷新により、品質とコストの両立を実現しています。
ソフトウェアデザイン
サーバ・クライアントを含むシステム全体の設計および実装を担当しました。
本プロジェクトでは、機能単位ではなく、「ユーザー体験として成立するか」を軸に設計を行っています。
- 環境に依存せず利用できること
- 最小限の設定で導入できること
- 安全かつ安定して運用できること
また、画面構成・操作導線・視認性に配慮した UI 設計により、直感的に扱えるインターフェースを実現しました。
パッケージデザイン
製品体験を構成する要素として、パッケージにも設計思想を反映しています。
過剰な装飾を排しつつ、保護性・取り扱いやすさ・環境配慮を両立し、リサイクル性の高い素材を採用しました。
製品本体からパッケージに至るまで、一貫した思想のもとでデザインしています。
背景
NOBORI がまだ構想段階にあった頃から、私たちはその実現に関わってきました。
単なるシステム開発ではなく、「どのような構造であれば持続的に進化し続けられるか」という観点から、設計に深く関与しています。
専用アプライアンス「NOBORI CUBE」を中核とし、クラウドと連携することで新しい医療情報基盤を実現する構想に対し、その基盤設計および実装において継続的に貢献してきました。
現在もその進化を支える設計・製造に携わっています。
プロジェクト概要
NOBORI は、医療機関で発生する画像や検査結果、お薬などの医療情報をクラウドで管理し、患者自身がスマートフォンからいつでも参照・共有できるサービスです。
このサービスは、単なるシステムではなく、「医療情報を患者の手に取り戻す」という新しい医療のあり方を実現する基盤でもあります。
その実現のために、
- 院内に設置される専用アプライアンスによる安定したデータハブ
- 複数拠点にまたがるクラウド基盤による高い安全性・可用性
- PHR(Personal Healthcare Record)としての拡張性
ハードウェアデザイン
従来の大型サーバに依存しない、小型・省電力な専用アプライアンス。
それでいて、医療システムに求められる高い可用性と保守性を担保する。
この相反する要件を成立させるため、構造設計・部品選定・運用性までを一体として設計しました。
また、複数台で連携して動作する前提のもと、役割ごとに識別しやすいデザインを取り入れることで、現場での運用性と直感的な理解を支えています。
ソフトウェアデザイン
クラウドとオンプレミス、それぞれの利点を活かしながら、長期的に進化し続けることができる構造を目指しました。
- 既存資産を活かしながら段階的に拡張できること
- 機能単位で柔軟に追加・更新できること
- 運用・保守の負担を最小化できること
現在の NOBORI は、その後の継続的な開発によって進化を続けていますが、その基盤となるアーキテクチャの方向性は、この初期段階で形作られています。

